民衆 2007年10月11日(木)
 工事にしろ、記録にと思って写真を撮るのですが、被写体で周りの人によく笑われ不思議がられます。
 昨日もクレーンの周りに集まった人々を写していたら、何でそんなものをと言われました。20数年前の1986年、禅定林仮本堂工事の時に、ナグプールからミキサーの機械(今時の日本の、プラントからコンクリートを運搬する車では無く、現場でセメントを混合させる機械)をもってきて屋根のコンクリートを打った時に、ルヤード村はもとより近隣数村の小学校がそのミキサー見学のために臨時休校になったことがありました。
 20年が過ぎた今、ミキサーはあちこちで見られるようになりましたが、このようなクレーンは20年前のミキサーに匹敵、参拝ついでの人も、わざわざ見学に来る人もいます。

お菓子 2007年10月11日(木)
 インドの食事が激辛というのは周知の事実ですが、甘いものは知られていません。経済、社会、食事、なんでも極端です。辛いといえば辛い。甘いといえば甘い。酸っぱいといえば酸っぱい。人生箸休めが有りません。
 事始めや慶事には、必ず甘いお菓子が主催者から参加者に配られます。日本でお酒を振舞うような感覚でしょうか。10日は屋根のセメント打ちとあって、私が工事関係者に甘いお菓子を振舞いました。
 休みの時にでも食べてと、屋根の上で現場監督に渡したのですが、その場で袋をあけ、セメントの付いた手で食べ始めました。我々にとって、このような光景は日常茶飯事ですので別段驚きもしませんが、日本人がこの光景を見ると、手を洗わないのと、あたかも自分が胃腸障害にでもなるかのようなはしゃぎぶりに驚きます。青い袋にお菓子が入っています。右の方で赤い丸いものを頬張っています、これがお菓子です。

人海戦術本物 2007年10月11日(木)
 大本堂二層目屋根のセメント打ちが本来10月6日から始まる予定でしたが、インド人の娯楽の一つとも言える選挙、それも村議会と有っては男女村をあげての祭り、飲めや唄え。そんな時に始めると、出勤する人数にばらつきが出たり、遅刻早退は当たり前。
 投票日が7日だったので8日から始めようということになりましたが、9日が結果発表でその日は当選者からの大盤振る舞いがあり、この日も飲めや唄え。
 結局3日遅れて昨日から始まりました。
 普通のフラットな屋根ですと一週間も有れば十分すぎるほどですが、微妙な勾配が多くあり50kgのセメト100俵くらいが一日のノルマ。2,000俵近くの屋根ですので20日間。10月いっぱいかかるでしょう。現状約30メートルの高さでセメント打ちをしているのですが、クレーンのアームが僅かに不足しており、アームが届くところまではクレーンで運搬、そこで下に落とし、そこからは、これぞインド、人海戦術。
 お陰でクレーンだけの時より、20人くらい多くが仕事を得ています。

御本尊 2007年10月1日(月)
 本尊様の台座石の部分に彫り物をしています。
 ナグプール:龍が法輪と不滅の法灯を背負い、真ん中と両脇には法華経の蓮が彫られています。

ワインガンガとルヤード村 2007年10月1日(月)
工事中の大本堂最上部からの景色です。
写真左・現在のルヤード村の風景(木々の生い茂る中)
写真右・周辺では多くの場所で洪水被害が発生しましたが、ルヤード村辺りでは、川が一杯になることもなく雨季が終わりそうです。

上屋根の細かい作業 2007年10月1日(月)
写真左・微調整するために溶接をしています。
写真右・梁のアールにあわせて微調整をしています。

上屋根 2007年10月1日(月)
 組んだ鉄筋の最終調整をしており、10月第1週の末くらいからセメント打ちが始まります。50キロのセメント袋を2,000俵近く使用します。平らな屋根なら3日ほどで打ち終わりますが、禅定林の屋根の勾配は微妙であり、打っては半乾き、打っては半乾きを繰り返し進めますので半月以上かかります。

キーワード  OR AND
スペースで区切って複数指定可能


[Admin] [TOP]
shiromuku(f3)DIARY version 3.51