インドに有って、インドはどこででも顔を覗かせます。 脇仏を安置する業者、25日に来て移動を開始することになっていたのですが、前の仕事が終了しないとの理由で二日遅れ、来たのは27日の夜。もちろん、その日は寝るだけ。 28日早朝から仕事を開始したものの、半日はワイヤーや鎖を柱にくくり付け、昼からようやく本格的に移動開始。 29日午前中に、像の台座になる蓮を添え付け、夜にはアンベドカル博士の像が安置されました。そうして、30日には伝教大師像が安置され、完成しました。
基本的にこの時期、暑いだけで雨風は一切無い季節です。もちろん安置前も、雨風は一切ありません。 しかし30日、伝教大師像が安置されるや否や、先ずは強い風が吹き、仏像、台座、本堂内のほこりを全て吹き飛ばしてくれました。あれよ、あれよと言ってる間に、稲妻、雷が鳴り出し、強い雨が降り出しました。書くと長い時間のような気がしますが、僅か5分以内の出来事です。 普段、あまりこのよう事を認めたがらない現地の仏教徒ですが、この異変に、現場にいた皆が口をそろえて、ほこりや垢も浄められ、天龍が歓喜し、仏様たちに魂が入ったと全員がこうべを垂れ、合掌していました。
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